「これは真鍮(しんちゅう)の箱ですか?」「いいえGOLD EP処理されたステンレスの箱です」「5円玉と同じ真鍮みたいですね」「だから真鍮じゃないんですって」「色が似てるから真鍮でいいんじゃないですか? GOLD って言うぐらいだから高いんでしょ」「だから・・・」
こんな会話で盛り上がることがない金属加工の世界。真鍮(しんちゅう,黄銅)は銅と亜鉛の合金で鋳物にしやすい特徴を持ちます。5円硬貨でお馴染み。このGOLD EPは、サニタリステンレスの特徴をより強化して金属表面に通常の10倍もの不動態膜を形成させる電解研磨技術なのです。
金属表面を守り、また管内部から金属イオンを溶け出させない安定した金色の皮膜を形成する為には、一定条件下での処理やその為の知識と経験が必要なのです。だから、色が似ているからと言ってGOLD EP類似処理にはご注意くださいね。(耐用年数の短期化、パーティクルの発生などが生じる場合があります)
日章アステックは、GOLD EPの生みの親、神鋼環境ソリューション社(KOBELCOグループ)からライセンス契約を受け、その技術を適正に運用し処理しています。
東京オリンピックは延期されてしまいましたが、「GOLD EP!見かけも金、レベルも金」という名言を残したのは有名な女子柔道家でしたね。最近、記憶の飛躍が半端ないワタシです・・・(^_^;)